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ノート・紙の一口メモ | 株式会社文運堂|学習帳、一般ノート、らくがき帳等の製造販売

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株式会社文運堂

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ノートの一口メモ

綴じ方

ノートの綴じ方(製本)には主に次の4種類があります。

糸綴じノート

表紙と中紙をミシン綴じやかがり綴じの糸で綴じてあります。堅牢な上にかさばらずフラットに開くことができ見開きで使えます。小学生向けの学習帳は、この堅牢さが特徴の糸綴じノートで作られています。

無線綴じノート

糸や針金を使わず、ノートの背部分を糊付けして、表紙と中紙を接着してあります。中紙を1枚づつ破りやすく、大学ノートで多い綴じ方です。

リングノート(スパイラルリング、ダブルリング)

表紙と中紙の端に丸や四角の穴をあけて、リング状の針金で綴じます。聞いたページは平らなので書き込みやすいが、リング部分がかさばります。

針金綴じノート

表紙と中紙を大型ホッチキスで綴じるイメージで、シンプルな製本です。

罫線

ノートの罫線は、文字や図形をきれいに揃えて書く目安になりますが、主に次の4種類があります。

横罫

横に罫繰が引いてある横書き用で、その間隔によって主に次の4種類があります。
A罫(普通罫):7mm
B罫(中罫):6mm
C罫(細罫):5mm
U罫(太罫):8〜9mm

方眼

5mmと10mmが主体ですが、文運堂セレクト学習帳応用罫のラインナップは、3mmからほぼ1mm刻みで20mmまで揃っています。

無地

罫線がないまっさらな紙ですので、思い切り自由に書けます。

縦罫

縦に罫銀が引いである縦書き用です。

JIS規格

JIS規格(日本工業規格)では「ノートブック」について、寸法・中身枚数・原紙を下表のように規定しています。
文運堂のノートはJIS規格に基づいてつくられています。

JIS企画

紙の一口メモ

紙の特性

紙の表裏

一般の紙には表裏があります。抄紙工程でワイヤーに接する面が裏で、反対側のつるつるする面が表です。表裏の差を少なくする工程を経て製品化されます。

紙の縦横

抄紙工程のワイヤー上を流れるパルプ繊維は、ワイヤーの流れ方向に並びます。紙は流れ方向の強度が強く、その直角方向には折りにくく破れにくい性質があります。この繊維の流れ方向を目と言い、紙の長辺が目に平行なものを縦目(T)、短辺がそうであるものを横目(Y)と言います。ノートが開けやすいのも目を考えて作っているからです。

紙の伸縮とカール

パルプ繊維の物性上から、紙は温度と湿度の変化で伸縮したり、紙の端が曲がってカールしたりします。紙の保管場所は、できるだけ湿度の低い冷暗所が適しています。

白色度

白い紙は原料のパルプを漂白して白くします。この白さの程度を示す数値が白色度で、光の反射率で表します。0%が黒、100%が真っ白です。バージンパルプ100%のコピー用紙は白色度80%程度です。目で見た白さと測定値は必ずしも一致しませんし、白すぎると反射して字が読み難くなるので、白色度を下げて青味や赤味をつけて調整されることがあります。

紙の厚さ(坪量、連量)

紙の厚さは、2枚の板の聞に紙をはさんだ時の板と板の間隔で表します。薄い紙はµm単位で表します。紙の表面は凸凹しているので、何枚も重ねていくと隣り合った紙同士で凸凹を打ち消し合い、ノートの厚さ(束、つか)は1枚の紙の厚さに枚数を掛けた数字よりも減ります。
紙の厚さを表す別の方法として、坪量と連量があります。坪量は米坪とも言い、1m2当たりの紙の重さをグラム数で表し、◯g/m2と表記します。連量は、製品寸法の紙1,000枚分(板紙は100枚)の重さを言います。単位はkgで、洋紙は〈   〉の中に連量を記入し、板紙は△の中に記入して表示します。
なお慣用として、坪量約200g/m2以上を板紙、以下を紙に区分しています。

紙の寸法

製紙メーカーで生産される洋紙の原紙寸法は、A列本判、B列本判、四六判、菊判、ハトロン判があります。これらの寸法を全判または全紙と言い、これを半分(半裁)、1/4(四ツ切)、1/8(八ツ切)・・・とカットして使います。
それぞれが相似形になるように全判の縦横が1:ルート2の比率になっています。さらにこれを書籍やコピー用紙などに化粧断ちする加工仕上寸法としてJIS規格す法が決められており、A列とB列があります。A列はドイツ工業規格で国際規格です。B列はA列面積のちょうど1.5倍です。板紙の寸法は、L判、四六判、K判、S判などがあります。

紙の寸法